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淨流寺縁起

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当山は応永十一年(1394)室町時代に美濃国郡上郡宮代村(現・郡上市和良町宮代区)に長瀧寺(郡上市白鳥町)の末寺として建立された。当初は天台宗であったが、本願寺第八代留守職の蓮如上人がこの地を行脚し念仏の教えを広められたのをご縁に、当時の坂本正善師住職によって天台宗を改め浄土真宗に転派された。宝徳五年(1453)宮代より現在の野尻の地に移り、真宗大谷派 坂下山 淨流寺として現在に至る。尚、野尻に移転してきた際に、宮代で出ていた山水が止まり野尻の裏山から山水が湧き出したという不思議な言い伝えがある。この湧水はかつて日照り続きで近所の井戸が次々に枯れても、当山の霊水だけは決して枯れることはなかったという言い伝えが残されている。また、境内にある五葉松は、宮代から移ってきたときに植えられた記念樹であり、樹齢は500年を超えるとも言われている。現在は郡上市の指定文化財として指定されている。

​坂下山 淨流寺 第十七世住職 釋 雄顕

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